老年期の「特徴・症状」

特徴

ここでは、閉経を終えた55歳くらいから74歳までを老年期と呼んでいます。
老年期を迎えると、女性ホルモンの一つ、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌がなくなり、かかりやすい疾患に、男性との差はほとんどなくなります。そのため、それまで男性に多かった生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)、がん、認知症、骨粗しょう症などの病気にもかかりやすくなります。とくに骨粗しょう症や認知症では、骨折などによって寝たきりにつながりやすいことから、深刻です。とくに認知症の場合、本人が病気に気づきにくいことから、家族や周りの注意が必要になってきます。このほか視力や聴力、筋力が低下してきたり、物覚えが悪くなったりしますし、シミやしわ、白髪が増え、髪の毛の量が減るなど、外見上も変わってきます。

症状