
2. 手軽にできるストレス解消法 ー「快眠法」
心身の疲れとストレス状態を解消する快眠法
ストレス状態を和らげるのに、最も効果的なことは「休養」です。さまざまにあるストレス解消法とは、実はどれも心と体を効果的に休ませる工夫なのです。そして休養法の極めつけは「睡眠」です。日常的な不調の多くは、まず十分な睡眠をとることが、改善の基本となります。
最近では睡眠と、糖尿病や高血圧などといった生活習慣病、うつ病などの精神科の病気との関係も注目されています。
厚生労働省の研究班作成の「睡眠障害の診断・治療ガイドライン」に掲げられたよい睡眠を得るための12項目をご紹介します。質・量ともに充実した睡眠をとり、健康の基礎作りにお役立てください。
最近では睡眠と、糖尿病や高血圧などといった生活習慣病、うつ病などの精神科の病気との関係も注目されています。
厚生労働省の研究班作成の「睡眠障害の診断・治療ガイドライン」に掲げられたよい睡眠を得るための12項目をご紹介します。質・量ともに充実した睡眠をとり、健康の基礎作りにお役立てください。
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● 快眠法その1―睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
・ 睡眠の長い人、短い人、季節でも変化、8時間にこだわらない
・ 歳をとると必要な睡眠時間は短くなる
● 快眠法その2―刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
・ 就寝前4時間のカフェイン摂取、就寝前1時間の喫煙は避ける
・ 軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング
● 快眠法その3―眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
・ 眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝つきを悪くする
● 快眠法その4―同じ時刻に毎日起床
・ 早寝早起きではなく、早起きが早寝に通じる
・ 日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなる
● 快眠法その5―光の利用でよい睡眠
・ 目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオン
・ 夜は明るすぎない照明を
● 快眠法その6―規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
・ 昼食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く
・ 運動習慣は熟睡を促進
● 快眠法その7―昼寝をするなら、15時前の20~30分
・ 長い昼寝はかえってぼんやりのもと
・ 夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
● 快眠法その8―眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
・ 寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
● 快眠法その9―睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
・ 背景に睡眠の病気、専門治療が必要
● 快眠法その10―十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
・ 長時間眠っても日中の眠気で、仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談
・ 車の運転に注意
● 快眠法その11―睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
・ 睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる
● 快眠法その12―睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
・ 一定時刻に服用し就寝
・ アルコールとの併用をしない