ローソン健康保険組合
メンタルヘルスの基礎知識

2. 手軽にできるストレス解消法 ー「ハーブ療養


香り、お茶、サラダなど身近に利用できるハーブ療法

 植物の独特の香りを利用して気分や体調を好転させる芳香療法を、ハーブ療法や、アロマテラピーなどと言います。ハーブ類から抽出した高濃度の精油(エッセンシャルオイル)が放つ芳香を吸い込むのがハーブ療法の基本。
 ティッシュペーパーやハンカチなどに精油を数滴たらして気分がすぐれないときに吸い込むとか、寝具や衣服などに噴霧して利用します。
 このほか、精油を含ませたアロマキャンドルや、ハーブを乾燥させたポプリで室内に香りを漂わせるのもよいでしょう。乾燥ハーブや生のハーブの葉に熱湯を注いでお茶として飲む、サラダに使うなどの利用法もあります。
 入浴法でご紹介したハーブ風呂は、入浴効果とハーブ効果で二重のリラックス効果が得られるでしょう。
 ハーブの種類によってどのような症状の改善に効果が期待できるか、主なものを挙げましょう。
【主なハーブと期待できる効果】

ラベンダー 精神の安定(リラックス)、頭痛解消
カモミール 精神の安定(リラックス)、不眠の改善、利尿効果
ローズマリー 消化促進、口臭・口内炎の改善
レモングラス 体を温める、肩こり・腰痛の緩和
ローズヒップ 粘膜の強化、風邪予防、夏ばて予防、利尿効果
ミント類 すっきりした朝の覚め
シナモン 消化促進、健胃
バジル 口臭・口内炎の改善、不眠の改善、健胃
セージ 健胃、疲労回復
タイム のどの痛みの緩和、リフレッシュ
サフラン 更年期や月経異常などから起こる頭痛・のぼせ・不眠などの改善


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