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保健師レター

[2023/06/08] 
脱水にご用心!脳梗塞、心筋梗塞との関係

 

脱水にご用心! 脳梗塞、心筋梗塞との関係

 

こんにちは。ローソン健康保険組合の保健師 高橋です。      

7月になり、そろそろ梅雨明けが近づいてきましたね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。今年の夏も例年より高温になる予想だそうです。

夏は熱中症対策も重要ですが、脱水にも注意です。

実は、脱水に関連して、夏場は脳梗塞や心筋梗塞が増える時期でもあります。

 

 

□ 脱水

そもそも脱水は、「水分摂取量の減少」「水分喪失量の増加」があり、これらが組み合わさることで起こり得ます。

また、現在マスク装着は個人の判断となりましたが、すっかり定着したマスク生活のためか、まだまだマスクを着用されている方を見かけます。マスクによっても、脱水が起こりやすいとされています。マスク内の湿度が高いことで、のどの渇きを感じにくいのです。さらに、体内に熱がこもり体温が上昇しやすい状態になっていることや、毎回マスクを外して飲まなければならない煩わしさから、水分摂取の機会が減りやすいと考えられます。                           夏場は無理をせず、必要に応じてマスクを着用し、脱水には十分に注意していきましょう。

 

               

 

 

□ 脳梗塞、心筋梗塞

脱水から引き起こされるのが、実は夏場にも多い脳梗塞や心筋梗塞です。

脳梗塞や心筋梗塞と聞くと、冬場に多い病気の印象を持たれている方も多いですが、夏場にも発症件数が多いのです。

 

冬場は寒暖差による血管の収縮により脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクが高まります。一方、夏場は汗をかくことで体内の水分が減り、全身を巡る血液の濃度が高くなります。水分が少ない濃い血液は体に行き渡りにくいため血流が悪化し、血管が詰まりやすくなるのです。

このように、夏場は熱中症の対策とともに、血流悪化の対策として適切な水分補給を心がける必要があります。また、脱水症状による脳梗塞・心筋梗塞は真夏の暑い日だけでなく、初夏などの季節の変わり目についつい水分補給を怠ることが原因で起きるケースも少なくありません。初夏から秋頃にかけては、日頃からこまめな水分補給の習慣を付けることが大切です。

 

         

 

 

□ 対策

のどの渇きを感じたときには、すでに脱水が起こっています。さらに脱水が進むと吐き気や頭痛をともなう場合があるため、のどの渇きを感じる前に意識的に水分補給することが大切です。

例えば、コップ1~2杯の水分を、「起床後」「入浴後」など一日のなかで時間を設定して摂るとよいでしょう。また、睡眠中や入浴中も脱水になりやすいので、「就寝前」「入浴前」の水分補給も大切です。

水分補給のルーティンをつくれば、無理なく一日に1L以上の水分補給ができます。一日の水分摂取量の目安は1.5Lほどなので、ゆっくり少量(150~200ml)を7~8回に分けてこまめに飲むように意識してみてください。

 

 

 

参考元:アスクドクタートピックス

    厚生労働省

 

問い合わせ先:

ローソン健康保険組合 保健師 高橋裕未 

03-5435-1960(代表)

o.kenpo.hokenshi@law001.lawson.co.jp 

 

                           

 

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