保健師レター
女性の体と健康~基礎知識編~
女性の体と健康~基礎知識編~
こんにちは。ローソン健康保険組合の保健師 高橋です。
近年女性の健康が注目されています。
それは、働く女性、働き続ける女性が増加し、女性の勤続年数が伸びるなか、
月経関連の不調、不妊治療、妊娠・出産、更年期不調などの健康課題が顕著になったとも言えます。
当事者である女性は勿論、男性も知ることでヘルスリテラシーに繋がり、職場の風土作りに寄与するのではないでしょうか。
まずは身体のことをちゃんと知るところから始めましょう!
●ホルモンについて
女性ホルモンとは主に卵巣から分泌される「エストロゲン」「プロゲステロン」のことを指します。この2つのホルモンは排卵や月経をコントロールするだけでなく。 女性の心身に大きく影響しています。
●月経とは
女性の身体は約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します(排卵)。また、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。
ところが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜がいらなくなり、はがれて体外に排出されます。これが生理(月経)です。
個人差はありますが、初潮の平均年齢は 12歳、閉経は、50歳。38年間も生理(月経)とおつきあいするわけです。平均周期で数えれば、一生で、450回~500回ぐらい生理(月経)があることになります。痛みや不調を我慢しないで、もっと自分を大切にしましょう。
生理のメカニズム⇒https://www.seirino-mikata.jp/knowledge/how/
●ライフステージごとの特徴
生理が10代から始まり閉経するまで、女性には様々な変化が訪れます。女性特有の心身の変化に加えて、結婚・出産・育児等のライフイベントの変化・役割で影響される事があります。
【女性のライフステージごとのかかりやすい病気や症状】
*厚生労働省:働く女性の心とからだ応援サイトより
どういう症状が自分自身に表れているのか知ることが、第一歩です。
自分の身体がどのように働いていて役割を果たしているのか、まずは最低限の知識を得て向き合っていきたいですね。
既に症状があり、生活に支障を及ぼしている場合は、婦人科を受診しましょう。
次回は「PMS(月経前症候群)・PDMM(月経前不快気分障害)、その他女性器疾患編」です。
【参考・引用元】
女性の健康推進室ヘルスケアラボ:
https://w-health.jp/introduction/lifestage/
働く女性の心とからだの応援サイト(厚生労働省):
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/introduction.html
【動画視聴】(健保連東京連合会) *2025年3月まで視聴可能
年代別・女性の健康課題と働き方:
月経の諸症状を改善するピルの効能と注意点:
女性特有のがんの予防と早期発見:
問い合わせ先:
ローソン健康保険組合 保健師 高橋裕未
03-5435-1960(代表)
o.kenpo.hokenshi@law001.lawson.co.jp