ローソン健康保険組合

ローソン健康保険組合

お問い合わせ
文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

保健師レター

[2026/09/16] 
【保健師レター】10月はピンクリボン月間 ~乳がん検診・セルフチェックしていますか?~


   10月はピンクリボン月間

  ~乳がん検診・セルフチェックしていますか?~

「ピンクリボン運動」という言葉を一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

ピンクリボン運動とは、乳がんの正しい知識を広め、早期発見・早期治療の大切さを伝える世界的な

啓発活動です。そのシンボルであるピンクリボンは、「乳がんで亡くなった娘と同じ悲しみを誰にも

味わってほしくない」という母親の願いから生まれたとされ、日本でも毎年10月の「乳がん月間」を

中心にさまざまな啓発活動が行われています。

 今回の保健師レターでは乳がんをテーマに皆様と考えていきたいと思います。

 


乳がんの動向

乳がんは、女性が患うがんの中で最も多いがんで、9人に1人の女性が一生の間に乳がんにかかると言われています。 

下のグラフを見ても女性の罹患するがんでは乳がんが最も多いことがわかります。

https://www.jcancer.jp/information/statistics/

 日本人女性の乳がん罹患数は年々増加しており、健康保険組合の加入者においても乳がんと診断される方が増えています。

一方で、近年は乳がん治療の研究が進み、早期に発見して適切な治療を受けることで、約9割が治るといわれています。

このことから、乳がん検診を定期的に受診し、早期発見・早期治療につなげることが非常に重要であることがわかります。

 

Q 乳がんになりやすい年齢は?


 乳がんは、欧米では60歳代に多くみられますが、日本では30歳代から乳がん患者の数が増え、

40歳代後半で一度ピークを迎え、60歳代後半に再びピークを迎えます。

全国がん罹患データ2023  乳房:[国立がん研究センター がん統計]

 

Q なぜ乳がんは増えている?

食生活の欧米化、晩婚化・少子化などエストロゲンという女性ホルモンにさらされる期間が昔より伸びたことによると言われています。

 

Q 乳がんは遺伝する?

乳がんのほとんどは肥満や喫煙など様々な要因(環境因子)によるものですが、5~10%は遺伝性(遺伝性乳がん卵巣がん)と考えられています。近親者に2人以上乳がんを発症した方がいる場合は遺伝性の可能性もあるため、医療機関で相談の上、遺伝子検査を受けることもできます。

 

Q 乳がんのリスクを上げる要因は?

肥満、喫煙、飲酒はリスクを上げます。国立がん研究センターの調査によれば、乳がんのリスクを上げる要因として肥満(BMI30以上)と飲酒、喫煙が挙げられています肥満と飲酒については、閉経後の女性の場合乳がんの発症リスクの増加はともに「確実」とされています(閉経前の女性でもリスク増加の可能性があります)。また、糖尿病も乳がん発症リスクが高いことが「ほぼ確実」です。

 

Qどうしたら早期発見できる?

早期発見のためには定期的な検診に加えて、セルフチェックが大切です。乳がん患者の約半数は、自分で乳房の異変に気が付いたことがきっかけで受診しています。セルフチェックをしていない場合、しこりが2cm以上になってからようやく異常に気が付く一方で、セルフチェックを習慣化している方はしこり1cm程度でも気がつくことができると言われています。

毎月1回、入浴の際などにセルフチェックを行う習慣を作りましょう。

 

毎月19日はピンクの日とされ、セルフチェックが推奨されています。

誕生日や記念日の日にちを自身のセルフチェックの日に設定しても良いかもしれません。

 


セルフチェックの仕方 (乳がんのサインをチェック)

(参考)https://www.j-posh.com/cancer/mammacheck/

セルフチェックで乳房やワキの下などに異常を見つけたら、すぐに乳腺(外)科で診察を受けてください。

                        

また、“しこり”にならないタイプの乳がんもあり、早期に発見できるのがマンモグラフィーやエコー検査です。


Q 検診は何を受けたらよい?

乳がんの検診にはマンモグラフィーと超音波検査があります。

マンモグラフィー 

乳房専用のレントゲン検査です。40歳以上の女性に2年に1度受けることが

推奨されています。また乳房超音波検査(エコー検査)で要精密検査となった場合も、

マンモグラフィーを受けることがあります。 乳房を板ではさみ、圧迫することから

月経前や授乳期間など乳腺が張っているときは避ける方がよいとされています。      

 

 

 

超音波検査(エコー)


 超音波の機器を乳房に当てて動かし、返ってくる反射の様子を画像にする検査です。

乳腺濃度が高い20~30代を対象にしていることが多いです。

マンモグラフィー単独では見つけにくい病変もあり、超音波検査(エコー)との併用で早期発見率が

向上することが報告されています 。国の指針では、40歳以上の女性を対象に「2年に1回、問診と

マンモグラフィー検査(乳房X線検査)」を行うことが推奨されていますが、家族歴など個人の

リスクに応じて毎年の受診を検討することが望ましいです。


最後に      

乳がんの早期発見のために、まず始められることはセルフチェックです。

着替えや入浴の際に月1回は乳房の状態を確認し、普段から自分の乳房に関心を持つことが大切です。

「いつもと違う」と感じたら、年齢に関わらず早めに医療機関へ相談しましょう。

定期的な検診とセルフチェックを習慣にして、乳がんの早期発見・早期治療につなげましょう。

 

【引用】https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html

https://www.j-posh.com/wpcube/wp-content/uploads/img_reflet_002b.png 

https://www.jcancer.jp/information/statistics/ 

https://www.j-posh.com/cancer/mammacheck/

 

【問い合わせ先】ローソン健康保険組合 保健師 赤田 麻世

〒141-8643 東京都品川区大崎1-11-2ゲートシティー大崎イーストタワー3F

o.kenpo.hokenshi@law001.lawson.co.jp

ページ先頭へ戻る