一般勘定
※「単年度収支状況」と「収入支出決算概要」は会計基準が異なるため、数値に一部相違がございます。
単年度収支状況

収入支出決算概要
収入 |
科目 |
決算額(千円) |
健康保険料 |
4,059,114 |
調整保険料 |
57,238 |
繰越金 |
270,000 |
繰入金 |
450,000 |
国庫補助金収入 |
742,875 |
雑収入 |
103,039 |
合計 |
5,682,266 |
支出 |
科目 |
決算額(千円) |
保険給付費 |
2,433,091 |
|
法定給付費 |
2,379,594 |
付加給付費 |
53,497 |
高齢者納付金 |
2,644,291 |
|
前期高齢者納付金 |
1,612,728 |
後期高齢者支援金 |
1,031,549 |
病床転換支援金 |
1 |
退職者給付拠出金 |
13 |
保健事業費 |
290,727 |
事務所費他 |
108,486 |
財政調整事業拠出金 |
57,175 |
補助金返還 |
177 |
合計 |
5,533,947 |
決算残金処分(内訳) |
準備金 |
0円 |
別途積立金 |
148,262,580円 |
繰越金 |
0円 |
財政調整事業繰越金 |
56,598円 |
【一般勘定 基礎数値】
健康保険料率 |
90/1000 |
|
事業主 |
45/1000 |
被保険者 |
45/1000 |
被保険者数 |
9,127人 |
|
男性 |
5,910人 |
女性 |
3,217人 |
平均標準報酬月額 |
345,327円 |
総標準賞与額 |
8,387,570千円 |
平均年齢 |
42.49歳 |
被扶養者数 |
5,793人 |
概況
ローソン健康保険組合では2020年度まで単年度の黒字決算が続き、保有する財産の状況を鑑み、2021年度より一般保険料率(健康保険)を9.8%から9.0%に引き下げました。
当面の単年度赤字決算となる事も想定した上で、2年から3年毎に財政状況を検証し、保険料率の改定等を検討する事としました。
保険料率を引き下げて以降、健康保険組合の主要支出である保険給付費と高齢者医療への納付金が想定を超えて増加し、2021年度からの3か年での収支赤字累計は13億6千万円となりました。
このため、当面の健保財政の改善が急務となり、2024年度より一般保険料率を2020年度以前の料率である9.8%に改定を行いました。
コロナ禍前の2019年度から5年間で被保険者と被扶養者を合わせた加入者数は15,915名から14,920名と995名減少(▲6%)している中、主要支出である保険給付費と納付金(主に高齢者医療に対する拠出金)の合計が41.8億円から50.7億円とおよそ8.9億円(22%)増加しています。直近の2022年度と2023年度の比較でも3.4億円増加しており、想定を大きく超える支出が発生する状況が続いています。
支出増加の要因として、国全体の高齢化に伴う納付金の増加が進んでいる事に加え、保険給付費も加入者の平均年齢の上昇に伴い、生活習慣病やがん治療をはじめとする入院や投薬治療に伴う高額な医療費等の増加が顕著に表れている状況です。
このように当健保の財政運営は大変厳しい状況にあり、保険料率改定後も単年度収支については赤字が続く事を見込んではおりますが、保険者としての重要な機能である疾病と重症化の予防施策については健診とレセプトのデータ分析を強化し、健康課題が顕在化している加入者への受診勧奨等に加え、年代別・性別・職種別等の健康課題に合った保健事業を加入各社とのコラボヘルスにより一層推進する事で、加入者の健康リテラシーの向上と生活習慣の改善を実現し、加入者の健康増進に取り組んでまいります。